対戦手順


古式ゆかしい「歌合うたあわせ」の方式に倣った、8チームによるトーナメント戦。
1チームは先鋒、中堅、大将の3人で構成します。「題」を盛り込んだ自作短歌を互いに詠み合い、批評し合います。

◆準決勝までの対戦手順

  1. 先攻チームの先鋒が歌を2回読み上げます。
  2. 次に、後攻チームの先鋒が歌を2回読み上げます。
  3. 先攻チームの念人おもいびと(批評家)が自分のチームの歌を褒め、相手チームの歌の問題点を指摘。発言時間は1分以内で、タイムキーパーが1分を告げると発言は中断されます。
    (念人は歌の発表者以外の選手。ローテーションで大将戦まで3人全員が務めます)
  4. 後攻チームの念人が自分のチームの歌を褒め、相手チームの歌の問題点を指摘します。発言時間は1分以内です。
  5. 念人の発言に対して、先鋒が反論します。発言時間は30秒以内です。発言は先攻、後攻の順です。
  6. 3人の判者はんじゃ(審判)が紅白の旗を上げて勝敗を決定。判者の1人が対戦を講評します。

上記の対戦を大将戦まで繰り返します。
仮に中堅戦までに2―0となっても、大将戦も行います。


◆決勝の対戦手順

  • 同じ形式で進めますが、対戦ごとの判者による判定はしません。
  • 決勝戦の特例として、大将戦終了後にチームとしての発言タイムを各チーム1分ずつ、反論タイムを30秒ずつ設けます。だれが批評家として発言しても構いません。批評対象は決勝戦すべての作品となります。
  • 判者が紅白の旗を上げてチームの勝敗を決定。
  • 判者全員が決勝戦を講評します。

■「歌合」とは

決められた「題」を盛り込んだ短歌の作者が、2チームに分れて自作の歌を詠み合い,優劣を競う遊び。両チームとも、詠み人以外の参加者が短歌を批評する念人(おもいびと)を務める。審判役の判者(はんじゃ)は、作品、批評内容に基づき、優劣を判定する。

◆用  語

念人おもいびと

自陣の歌を褒め、敵陣の歌の欠点を指摘して議論を有利に導く人。

 

判者はんじゃ

チームの優劣を判定して勝敗を決める人。主に歌壇の重鎮や専門家が務める。

 

※歌の詠み人は方人かたうどと言います。